
現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)は地域産業の求める新しい教育ニーズに基づくバイオ人材の育成を行うことによって地域の活性化を目指すものです。国立大学法人 岡山大学はこのプログラムの一環として、このたび下記の日程で講義を行うことになりました。
(岡山大学の現代GP取り組みについては、こちら)

分子生物学の急速な発展、実験測定技術の飛躍的な向上などによって、医学・歯学・薬学・農学を含む生物学は、ヒトゲノム解読に見られるように大量情報の時代を迎えています。これらの大量情報をコンピューターにより処理する先端的学問領域として、生物学・生命科学と情報科学の融合分野「バイオインフォマティクス」が注目され、今後の発展が期待されています。今回、このバイオインフォマティクスをバイオ人材育成のカリキュラムとして取り上げ、基礎から最前線のトピックスまで、実習を交えてお話いただきます。本学内および医歯薬学総合研究科のみならず、自治体や地域のバイオ産業関係者等、多数のご参加をお願い申し上げます。
日時:
2006年6月7日(水)、8日(木)、9日(金)8:40〜14:30
(3日間とも、8:40〜10:10、10:20〜11:50、13:00〜14:30の時間割です)
場所:
岡山大学医学部 図書館3F
参加費:
無料
参加申し込み:
取組責任者:
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 生体制御科学細胞生理学教室教授 松井秀樹
(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 医歯科学専攻修士課程 専攻長)
お問合せ先:
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
生体制御科学専攻 脳神経制御学
細胞生理学(生理学第一)
〒700-8558 岡山市鹿田町 2-5-1
Tel:086-235-7105 Fax:086-235-7111
◆2006年6月7日(水)、8日(木)◆
東京医科歯科大学 情報医科学センター
荻島創一 先生
「バイオインフォマティクス基礎講義-ゲノム配列解析とマイクロアレイ解析(遺伝子発現データ解析)の基礎」
ゲノム配列解読プロジェクトによって多くの生物種のゲノム配列情報が実際に利用可能となっています。それらを活用した新しい解析スタイルが今求められています。そして、DNAチップに代表されるマイクロアレイ技術は、研究ツールとしての有用性のみならずその臨床応用が 最も期待されるツールであり、バイオ研究者やバイオ関連機器開発者にとってその理解と解析手法の 習得は、今後の必須技能といえます。マイクロアレイ解析の基本から説き起こし、データの 前処理、データマイニング、オントロジー、データベース連携、ネットワーク推定などを、演習を含め 実践的にすすめていきます。

荻島創一 -- Dr Soichi Ogishima
1999年東京大学工学部計数工学科卒業。2005年東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生命情報学博士課程修了。2005年4月から2006年3月東京医科歯科大学大学院システム情報生物学・生命情報学研究員を務め、2006年4月から同特任助手。研究対象はシステム生物学、とくに発生システム。遺伝子発現データから転写上流配列の解析、細胞内システムのモデリングを行っている。著書に「バイオ研究が10倍はかどるMac OS X活用マニュアル」(共著、羊土社)。
◆2006年6月9日(金)◆
産業技術総合研究所生命情報科学研究センター
広川貴次 先生
「バイオインフォマティクス技術によるタンパク質構造および機能解析」
拡大する分子生物学データからそれぞれの研究者が興味を持っている遺伝子(タ
ンパク質)について、その構造、機能に関する手がかりを見出すためには、バイ
オインフォマティクス技術は必須である。講義では、配列解析、タンパク質立体
構造予測を中心とした基礎から創薬研究への応用について講義と公共のWebツー
ル群を活用した実践的な解析チュートリアルの2部構成で行っていきたい。

広川貴次 -- Dr Takatsugu Hirokawa, Team Leader
1971年生まれ。沖縄県出身。東京農工大学および同大学院工学研究科修了(工学
博士)。1998年に(株) 菱化システム入社。科学技術計算部において分子設計ソ
フトウェア関連業務に従事。同社退職後、2001年より産業技術総合研究所生命情
報科学研究センターゲノム情報科学チーム、研究員。2003年4月より分子設計チー
ム、チーム長。また2003年4月より東京医科歯科大学大学院疾患生命科学研究部
連携助教授、2006年4月より東京大学大学院新領域創成科学研究科客員助教授を
併任。